学生の頃に出会ってから今日に至るまでずっと聴いている音楽がある。ここまで来ると人生前半の友かもしれない。なにに引きつけられているのか自分でも明確に言語化できないがきっとこれからも色々な曲を聴いてはここに戻って来るのだろうという予感がする。いくつかあるが今回はこちらを。
Every Single Day COMPLETE BONNIE PINK (1995-2006)
1.So Wonderful:世界中のビジネス街の朝2.Daisy:ヨーロッパののどかな街の朝
3.You Are Blue,So Am I:西海岸の朝
6.Tonight,the Night:フランスの朝
7.Take Me In:日本の梅雨の日
9.Thinking Of You:東京の朝
10.New York:雨のニューヨーク
11.LOVE IS BUBBLE:歌舞伎町w
12.Private Laughter:木漏れ日、そよ風、カーテン
13.Souldiers:雪がたくさん降る寒い国
14.A Perfect Sky:南国、PVのイメージまんま
15.Last Kiss:世界の終末の朝
すごい独断と偏見。書いていて楽しい。
音楽を聴くときって考え事をしたり気分転換をしたり、あるいは聴いていた当時の思い出が蘇ったりするのにこのアルバムはなぜか情景が浮かぶ。余計な感情にならずに済むというか、なんというか助かるときがある。それくらいメロディーや描写が鮮やかだと感じる。
またこれも不思議なことに、作品の制作秘話を知ったりタイアップされている作品を知ることが好きなのに、このアルバムの曲に関しては情報を求めに行かない。答え合わせをしない大切さがあるというかなんというか…。自分の中で大切に育んでしまったのかもしれない。聴く人それぞれがそう思えるアルバムならすごいことだ。ここまで書いてしまってなんだが他の情景を持っている人がいるなら聞いてみたいなと思う。
音楽はわたしにとって日常を彩ってくれるものだったり、逃避先になってくれるものだったりする。このアルバムはどちらにもなってくれるのでとても重宝している。こういうモノやコトをたくさん増やして少しでも気分よく日々を過ごしていきたい。
今日も朝の有酸素のときに聴いて1日のスタートに彩りを添えてもらった。とても寒い曇天な朝だったけど、頭の中ではどこかの世界の女性が快晴の中仕事に向かっている情景が浮かんでちょっと励まされた。